2005-02-01から1ヶ月間の記事一覧

青い空

先週土曜日の通勤途中、電車を降りて会社へ向かって歩いているときに、空の青さが妙に気になった。真上の雲はほとんどなく、はるかかなたの正面へ追いやられていた。 時間をおいてそのことについて考えていたら、あることに気がついた。 わたしは、空が「青…

『優しい時間』の舞台-富良野

第7話「息子」で私が気になったのは、富良野という土地のことである。テレビドラマの舞台として扱われていることも作用してか、今でこそ何だか厳しい寒さながらも自然に囲まれた、贅沢で豊かな時間感覚をかもし出しているように感じるのだが、多くの視聴者が…

優しい時間

普段ほとんどテレビを観ない私だが、この『優しい時間』は楽しみにするまでになった。1話、2話は観てないし、5話までは断片的にしかみていないのだが、なぜだかこのドラマのことが気になってしかたがなく、今日、やっと6話の放送全部を通して観ることがで…

『舞姫』を読む1

石炭をば早(は)や積み果てつ。中等室の卓(つくゑ)のほとりはいと静にて、熾熱燈(しねつとう)の光の晴れがましきも徒(いたづら)なり。今宵は夜毎にこゝに集ひ来る骨牌(カルタ)仲間も「ホテル」に宿りて、舟に残れるは余一人(ひとり)のみなれば。 …

対象化における微妙で正反対な差異

仏教の基本的な考え方である正しくものを観察するという方法は、どのようにして、この日本で定着していったのか。観察法として確立された八正道は、その方法論のみに注目すれば、対象化という、「距離を置いて事物を見つめ考える」プロセスの観点から、科学…

保育所から妻の職場に電話があった。

子供が下痢をしており、血がまじっているのだという。 二度目の電話があり、慌てて迎えに行き、 病児保育に予約を入れ、 保育園に到着し、先生の話を聞き、 便を見せられ、唖然、 「これ、にんじんでしょ!」と口走りそうになったそうだ。仕事途中に呼び出さ…

NHKの受信料不払い症候群について

「払わないでいいのなら、払いたくない」ただそれだけのことなのに、 たいそうな理由をつけるやつらの気が知れない。 まあ、もともと「払いたくないなら払わないでよい」と 解釈できるところがあり、 払わない人いても、それを放置していたからしかたがない…

「感覚には誤りがない」?

知覚には「見まちがい」や「聞きまちがい」があるが、感覚には「痛みまちがい」や「痒みまちがい」はない。(『哲学航海日誌』野矢茂樹著) 至極もっともなこの意見にも、ちょっとした問題がある。 確かに「感覚しているとき」には、その感覚を持つ人にとっ…

『白いカラス』*1

2月1日の夜にこの映画を観た。 アンソニー・ホプキンスとニコール・キッドマンらが出演している映画である。 はっきりいって、あまり面白い映画ではない。 意味を考えれば色々思いが出てくるが、なぜだか心にグッとくるものが感じられなかった。構成に問題が…

『西田幾多郎の生命哲学』

『西田幾多郎の生命哲学』ベルクソン、ドゥルーズと響きあう思考 檜垣立哉著 講談社現代新書1772*1良書にめぐりあった。西田幾多郎については『善の研究』『哲学概説』を読んだ程度だ。それなりに真剣にとりくんだつもりだったが、哲学に興味を持ちはじめた…